ダウン症と言えば人間固有の病気とされてきましたが、動物には
あるかどうかとの疑問が湧いてきますね。結論から言ってしまえば
人以外にありません。

ダウン症は、人の21番染色体(微小なアクロセントリック染色体)の
トライソミー通常2本のものが3本あるに起因する症候群です。


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染色体構造が人と異なる生物は、染色体に乗っている個々の
遺伝子も異なりますので、ダウン症と同じ症候群を示すことはないのです。

他の生物でも微少染色体がトライソミーになる染色体異常はあり、
その染色体に遺伝視座がある(染色体に乗っている)遺伝子の働き
により、何らかの遺伝性の異常状態になる場合はあります。

ですがこれはダウン症ではありません。症状も違ってきます。

他の動物は染色体自体の数も違えば、例え同じであっても、
人間のような遺伝子座になっていなければ、
染色体異常は起きても、それがダウン症と同じ症状にはならないのです。

■ヒトとチンパンジーは遺伝的に近いとされています。

ヒトは22対の常染色体で、チンパンジーは23対
ヒトの21番染色体に対応するのは、チンパンジーでは、22番染色体で、
この染色体の遺伝子数はヒト284個、チンパンジー272個
その内80個近くの遺伝子で、アミノ酸の配列が異なります。

遺伝子発現によるタンパク質の生成が違えば、
同じような染色体であっても、働きが異なるのです。

もし仮にチンパンジーの22番染色体がトリソミーになった場合
ダウン症の形と同じ症状や22番染色体が不分離になるか分かりません。

トリソミーになったとして、染色体に生存に関する重要な遺伝子が
あれば、短命となってしまいます。
常染色体は数も違えば、コードされている遺伝子も違う。
常染色体では、種としての情報がコードされているので、
人間と同じようなダウン症の症状になる確率は天文学的に低いのです。

トリソミーやモザイクは存在しても、コードしている遺伝子が異なれば
異常の表現も変わります。


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■虎にダウン症の可能性がある?

虎がなぜダウン症の疑いがあるかと言いますと、先天的な
メラニン欠乏により体毛や皮膚が白くなるアルビノは珍しく
価値があるので、それを維持するために親近交配を続けた結果、
染色体異常を引き起こしたという説があるからです。

そもそも、虎にはそれが欠けるとダウン症になる要素を
含む染色体がないので、生まれつきの顔なのではないか
との推測もされており未だ解明はされておりません。

原因は、遺伝的や近交係数の問題とかありますが、
明確な根拠が解明されておりません。ライオンや他の
ネコ科ではないですが、虎は稀に障害が出てる様です。

ダウン症は、高等動物の人間に起る常染色体の異常に
起こる症状なのです。例えば人間に近い猿には、
そのような症状が見受けられませんね。

ダウン症児はエコーで舌を出す?

これは単に知能が低く発育が悪い点を取れば類似する
ところがあるでしょうが、そこまでの研究はされておりません。

西洋の人達に至っては普通、東洋の人達と顔立ちが
異なるはずですが、ダウン症の場合は例外で、似たような
顔立ちになってしまいます。

 

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